2009 Summer
暦利をとらえる~妙心寺塔頭から高層ビルまで~
建築はその歴史の延長上に存在する
現代は集稿する都市機能の要求に、高層化できる“建築の技術”で必死に応えている。
過去の歴史においては、それは平面的な広がりで応えている。
としわけ、社寺においえては、その儀礼的空間の要求に大きな伽羅と大きな屋根の“構築技術”で壮大な祈りの空間を形成してきた。
今なお受け継がれて伝統工法として変わらぬことなく、人の“技”と“術”でその構築を可能ならしめている。
四条通のビルでは「文節のグラデュエーション」で通りのスケールに応答している